エアコン掃除スプレーの使い方・選び方!メリットやデメリットも解説
エアコンは、夏は冷房、冬は暖房といった使い方をされるご家庭も多くいらっしゃいます。
ですが、そろそろかと、エアコンをつけた時に、吹出し口から黒い粉が出てきて、中を覗くとカビが付着している・・・
自分で市販のエアコン洗浄スプレーを使ってエアコン掃除をやってみようかな!と思っても、どんな種類があるのか?効果があるのか?そもそも、どのようなものなのか?と、よくわからない方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、ハウスクリーニングのプロが、エアコン洗浄スプレーの種類や使用した際のメリットやデメリットについてご紹介します。
エアコン洗浄スプレーの種類と成分
エアコン洗浄スプレーの多くは、電解水、アルカリ性洗浄液といった成分が使われています。
そして、エアコン洗浄スプレーは、「ドレンホースクリーナー」、「ファンスプレー」、「フィルタークリーナー」、「フィンクリーナー」の4種類があります。
これらは種類ごとに用途が違いますので、それぞれの特徴をご紹介します。
ドレンホースクリーナー
ドレンホースクリーナーというのは、エアコン本体内にあるドレンパンと呼ばれる管から外へ繋がっているドレンホース詰まりを掃除して、エアコンに逆流する水漏れを防止するものです。
緊急時の水漏れ時に使用すると改善できる場合があります。
ファンスプレー
ファン洗浄剤は、吹出し口から見て確認できる、筒が横に長くなった回転する部品で、これらのファンの汚れを洗浄してくれます。
フィルタースプレー
フィルタースプレーは、エアコンカバーを開けた時に、取り外すことができる網状のものを掃除します。
お好みで除菌タイプ、防カビタイプのものを購入するといいでしょう。
フィンクリーナー
フィンクリーナーは、エアコンカバーを開けて、フィルターを取り外した時に奥に見える縦線状の金属部分に付着しているホコリやカビを掃除します。
エアコン洗浄スプレーで掃除するメリット
好きな時間に掃除ができる
エアコンクリーニングを業者に依頼する場合、日程の調整が必要になってきます。
なかには、当日に出張してくれる業者さんもいますが、エアコン洗浄スプレーを使用して、ご自身で掃除をする場合は、いつでも好きな時に掃除ができますので、便利です。
価格の安さ
業者にエアコンクリーニングを依頼する場合、1万円前後の料金が相場価格ですが、エアコン洗浄スプレーなら、ホームセンターやスーパーなどで手軽に購入できますし、価格も1本300円〜1000円ほどなので、とてもリーズナブルです。
エアコン洗浄スプレーで掃除するデメリット
時間がかかる
エアコン洗浄スプレーを使用して、ご自身でエアコンの掃除する場合に大変なのが、周辺の家電、家具を汚さないように作業する養生です。
誤って、壁にスプレーがかかって汚してしまったり、また、汚水が床にこぼれてしまったり、と作業をするうえで養生は大事なポイントの1つです。時間はかかってしまい大変ですが、作業前には、きちんと養生をしてから、作業するようにしましょう。
火事や動作不良の原因になる可能性が高い
ご自身でエアコン洗浄スプレーを使用して作業を行う場合に気をつけなければいけないのが、水が厳禁の箇所に誤って水をかけてしまうと、エアコンが壊れて動作不良の原因になったり、火事になってしまう恐れがあります。
作業前に、メーカーに確認し、正しく作業するようにしましょう。
汚れが残ってしまう可能性が高い
エアコン洗浄スプレーを使用して掃除を行う場合、洗い流さないタイプが多いので、汚れが完全にはとれない可能性が高いのです。
エアコン掃除をする場合、大事なポイントとなってくるのが、水の量や水圧です。
エアコン洗浄スプレーは、洗い流す量や水圧も弱いので、汚れが残ってしまって、カビの繁殖の原因になってしまいます。
ご自身でお掃除が難しい方は、エアコンクリーニングはこちら
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